2012年度「県土整備局所管施設等におけるボランティア表彰」の受賞団体がこのほど発表された、藤沢土木事務所は2団体を表彰。藤沢市からは「ホテルサンクルー有志の会(加藤春夫会長)」が選ばれた。同表彰は、道路や河川、都市公園などの施設の清掃活動や樹木の管理、草花の植栽など、地道なボランティア活動を実施している団体を表彰するもの。
ホテルサンクルー有志の会は、龍口寺から国道134号線へ抜ける467号線の両歩道(610m)の清掃や除草、花植えの活動が評価された。加藤会長は「みんなの協力があってできたこと。自分がもらっていいものか」と話す。
ホテルサンクルー(藤沢市片瀬海岸1の7の6)の従業員や近隣マンションの管理人、近隣住民ら約20人で結成された「ホテルサンクルー有志の会」。最初は、加藤会長一人で江の島や国道467号線沿いの清掃活動を行っていたが、3年ほど前から「会長が取り組んでいるなら」と従業員や近隣住民らが、次々に賛同。「江の島は観光地だからきれいにしたい」「せっかく花壇に花を植えても、花壇が汚れていたのでは意味がない」との声があがったという。
この通りは、以前はゴミだらけで汚かったという。「ゴミがあるところには平気でみんなゴミを捨てるから」と振り返る。現在、両歩道にはアジサイとランタナが植えられており、きれいに整備された。植えられているアジサイとランタナは、ともに挿し木をして増やしたもので、水やりには雨水を使っているという。
加藤会長の清掃活動は早朝4時から始まる。従業員らも、職務の合間に時間を見つけ、それぞれ清掃や花壇の手入れを行っている。加藤会長は「散歩している人たちに『きれいにしてくれてありがとう』『歩いていて気持ちがいい』と声をかけてもらえると嬉しい」と話した。
なお、2月6日(水)に感謝状が交付される。
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