西浜橋(片瀬・江ノ電湘南海岸公園駅)周辺の歩行者道で2月20日から、「湘南の散歩道をきれいにする会(林正詔(まさつぐ)代表)」が芝桜の植え付けを行っている。4月末ごろまでに3千株を植え、将来的には1万株の花で湘南に「花のじゅうたん」をつくる計画だ。
同会が芝桜を植えるのは、昨年に続き2回目。試験的に植えた1千株が、順調に育っていることが確認できたため、今回は数を3倍に増やして本格的な植え付けを始めた。また3月4日には片瀬のぞみ幼稚園の園児たちと植え付けを行うなど、花を通じて地域との交流も行う予定だ。
芝桜は3月上旬頃から咲き始め、6月いっぱいまで見ごろが続く。早ければ今年のうちにピンク色の花が咲き、遊歩道を飾る様子が見られる。
西浜橋周辺は10年ほど前まで、植物の手入れや清掃が行き届かず、苦情の多い地域だったという。近隣で清掃を行っていた林代表と、ボランティアで弁天橋付近のクロマツの剪定を行っていた篠原正美さんが2006年に同会を創立。現在は約130人の会員が「西浜橋から江の島までの散歩道を郷土の誇りに」を目的として活動。道や公園を清掃し、年間45リットル袋約4千袋分のごみを集めて処分しているほか、植物の手入れ、花の植栽なども行っている。
林代表は「芝桜は全国に名所があり、人気のある花。植え付けが完了すれば、きっと新たな観光名所になり、地域の活性化にも繋がると思う」と語った。
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