江の島の展望灯台「シーキャンドル」と植物園「サムエル・コッキング苑」が4月29日(月)、リニューアル10周年を迎える。また、江の島岩屋もこのほど大幅改修から20年となり、江の島を代表する3施設にとって、それぞれ節目の年となる。
江ノ島電鉄(株)によると江の島の展望灯台は元々、1940年に兵士の訓練などのため東京都内に建設された鉄塔「よみうり落下傘塔」だったという。太平洋戦争終結後、同社が灯台の機能を増設して江の島に移築。全国初の民間灯台として51年に営業を開始した。老朽化のための建て替え工事が始まった2002年まで、51年間に渡って江の島のシンボルとして親しまれてきた。03年、ほぼ新設ながら旧展望灯台の基壇部を一部利用する形で、「新江の島展望灯台」がリニューアル開業。10年の公募で現在の名称となった。
サムエル・コッキング苑は、1882年にイギリス人貿易商サムエル・コッキングが現在の場所に創設した植物園が元で、1949年に「藤沢市立江ノ島植物園」として開業。2002年の改修工事着工まで、53年の間営業を行い、新江の島展望灯台(当時)と同日にリニューアルを行った。
岩屋は長い年月をかけて海の波の浸食でできた天然の洞窟で、中世以前から信仰の対象として訪れる人の多かった場所。落石のため1971年から閉鎖されていたものの、藤沢市観光協会が再整備を行い93年から営業が再開されていた。
4月29日に記念式典
3施設合同の記念式典が29日(月)、シーキャンドルで開催される。時間は正午からで、ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんとSeaCandlesの記念ライブも行われる。また岩屋では記念イベントを6月9日(日)まで開催。来場者に平日限定でパワーストーンの進呈も(数に限りあり)。
江ノ島電鉄(株)は「地域、行政、観光協会、企業の4者が協力し、迎えた節目。10年、20年先にも、繰り返し訪れてもらえる観光地にしていければ」と語った。
問い合わせは藤沢市観光協会【電話】0466・22・4141へ。
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