藤沢市花「藤」の保護や育成支援に努める藤倶楽部(山下國雄代表)はこのほど、藤沢市と緑化事業協同組合とともに「フジロード推進会議」を開設した。
藤倶楽部は2008年4月、市生涯学習大学地域活動学科4期生が研究レポートとして提案した「フジロード構想」を実現するために発足。現在は約30人のメンバーで活動している。発足当時は、約100カ所の公園に藤棚があったが、そのうちの30%ほどしか咲いていなかったという。「藤を魅力ある市の花にしたいという思いだった」と山下さんは振り返る。
同会議では今後、規模が大きくアクセスしやすい新林公園や引地川親水公園、大庭城址公園を藤の名所として立案したい考えだ。将来的には、藤の関連グッズの具体化も検討していくという。
山下さんは「市花として藤は永遠だが、私たちは時間に限りがある。今後も藤を存続させるためには、藤の手入れの仕方などを後世に継承しなければ」とし、「藤に興味のある若い人たちにも参画してほしい」と呼びかけている。
フジロードを巡る
市では08年度に引地川沿いの公園を繋ぎ「引地川フジ史跡ロード」を、12年度に境川沿いに藤棚を繋ぐ「境川・フジ水辺ロード」を設置した。21カ所の藤の名所が紹介されているフジロードは、フジロードマップや藤沢花まっぷ+、ふじさわ観光マップに掲載されている。
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