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藤沢

公開日:2013.11.08

辻堂に介護ロボット施設
12月めどに運用スタート

  • HALは、皮膚に付けたセンサーが脳から流れる信号を受け取り、装着者の意思に従って歩行や動作をサポートするロボット(写真=県提供)

 リハビリ用介護ロボットの普及促進を行う神奈川県は10月25日、12月をめどに辻堂駅北側に「湘南ロボケアセンター(仮称)」を整備すると発表した。「さがみロボット産業特区」のシンボル施設として、生活支援ロボットの研究や普及の拠点とする方針だ。

 開設場所は、辻堂神台2の2の1アイクロス湘南4F。延床面積は281・05平方メートル。運営は、リハビリ用介護ロボット「HAL(ハル)」を製作した茨城県つくば市のサイバーダイン(株)が100%出資する子会社「湘南ロボケアセンター(株)」が行う。

 使用する「ロボットスーツHALR福祉用」は、下肢に障害がある人や脚力が弱くなった高齢者の筋肉の代わりとなって、装着した人の意思に従って歩行や下肢動作をサポートするロボット。同社は、この装置を使用した健康増進トレーニングを行うフィットネス施設と、その効果を検証する通所リハビリなどを一体的に運営する。また地元企業や大学等との連携による共同研究も進めるという。

 県は「高齢者や障害者が気軽に介護ロボットを利用できる場となる。多くの人に利用してほしい」と話す。

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