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藤沢

公開日:2014.06.20

本場ハワイで大会MVP
ウクレレ 花村美歩さん

  • ハワイの風を感じながらウクレレを弾き語りする花村さん(写真=本人提供)

 ウクレレのシンガー・ソングライター花村美歩さん(辻堂東海岸・42歳)が、5月24日にハワイで開かれた「第4回インターナショナル・ウクレレコンテスト」でMVP(最優秀賞)に輝いた。

 花村さんは、2013年11月に東京で行われた日本最大級のウクレレコンテストで大賞を受賞。今大会への切符を手にしていた。

 当日は、自身で作詞・作曲した日本語による楽曲「ラブれれ」を弾き語り。アメリカや韓国、タイなどからエントリーしていた14人のソロほか、グループの中から最優秀賞に選ばれた。「賞のことを考えることも無く、たくさんの方を前にハワイで演奏できることが嬉しくて、気楽に参加したことが良かったのだと思う。周囲からも、一番楽しそうに歌っていたよと言われて嬉しかった」と語る。

100歳になるまで

 ウクレレとの出会いは、吉本ばなな原作の映画「つぐみ」を観た20歳頃。「ウクレレをポロロ〜ンと弾くワンシーンになぜか魅かれて、これだと思った」。04年に友人とウクレレユニットを結成し、音楽活動をスタート。2児の母として子育てをする傍ら、地元の祭りやイベントでライブを行うほか、音楽教室でウクレレ講師を務めてきた。11年のユニット解散後もソロ活動を継続し、現在は「Co-HaL」(こはる)の名でステージに立つ。

 「ウクレレは弦が4本しか無いので、出せる音域が限られている。その中でどう表現するのかが難しさであり、楽しさ。やさしい音色と、どこにでも持ち運べて弾き語りできるのもいい」とその魅力を語る。

 尊敬するウクレレ奏者ビル・タピアは、103歳までウクレレを弾き続けた。「あと60年。100歳になっても春のように優しい音色で、幅広い世代にウクレレの魅力を伝えていきたい」

 旅先にも必ずウクレレを「連れて行く」という花村さん。7月には初となるCD「旅にウクレレ」(7曲・1500円)をリリースする。

 詳細は【URL】http://cohal729.wix.com/co-halを。

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