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藤沢

公開日:2014.06.27

片瀬東浜
下水管配置で浜再生
トイレも水洗に

  • シーズンに向け建築が進む砂浜には下水管のマンホールが設置されている

 片瀬東浜海水浴場の海の家に下水管が設置され、今年の夏からは、トイレが水洗になり、シャワーや洗い場の水も下水処理されることになった。

 片瀬東浜で海の家を開く「江の島海水浴場営業組合」が、今年1月から3月工事を行い、砂浜の下に下水管計460m設置。臼田征弘組合長は「4年ほど前から計画があり、やっと実現できた。長く清潔できれいな海水浴場になれば」と期待している。

 費用は2400万円。そのうち市が400万円を補助し、それ以外は、同組合が負担した。

 配管設置により、市が設けている19カ所のトイレは汲み取り式からすべて水洗式に生まれ変わった。海の家の設備から出るシャンプーやリンスの化学物質の混じった水や、食べ残しの汁も下水処理される。

銀色の砂浜をもう一度

 臼田さんが、東浜で働き始めたのは約50年前。これまで、トイレは汲み取り式でシャワーや洗い物などの水は下水処理が不十分で地面に染み込んでしまっていた。砂や海の汚れにもつながっているという。

 「昔は、砂が銀色をしていて、もっとサラサラしていた」と臼田さん。「下水設備が整ったので、いつか昔の砂浜に戻ってほしい。同業者仲間とも期待している」と話した。

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