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公開日:2014.10.03
藤沢市文書館
史料守り 歴史伝え40年
資料展示や各種講座も
藤沢市の歴史資料収集や整理、管理を行う「藤沢市文書館(もんじょかん)」(中島淳一館長)が今年設立40周年を迎えた。記念事業として10月14日(火)から資料展「東京オリンピックとふじさわ」、11月1日(土)からは市史講座を開催する。
藤沢市文書館は市が制作した公文書や民間が保有する古文書など、市の歴史に関わる史料が散逸することを防ぎ、後世へ伝えてくために1974年、藤沢登記所(現・法務局)の建物を神奈川県から譲り受けて開館。市町村が運営する全国初の公文書館として当時、注目を集めた。設立のきっかけは1968年に市が始めた「藤沢市史編さん事業」で歴史をまとめるにあたり、同編さん委員会の有識者や市民から施設設立の必要性を訴える声が高まったことだった。開館後は、地下書庫の設置や3度にわたる書庫の増築、同館改築などを経て、現在では広報刊行物や藤沢の移り変わりが読み解ける歴史資料など、約30万点の資料を所蔵。開館日は一般開放され、自由に閲覧できる。
また、同館職員が史料をもとに調査を行って刊行物の発行や一般向けの歴史講座も開いている。中島館長は「地域の歴史を知ることは、近所の人との絆を深めることにもつながる。今後は史料のデジタル化も進め、市民が歴史を知る機会を増やす手伝いができれば」と話した。
記念事業続々と
同館(朝日町12の6)で行われる資料展では、東京五輪当時の市内の写真や行政文書のほか、相模工業大学(現・湘南工科大学)から江の島までの分火リレーで実際に使われた聖火トーチ、ヨット競技会場となった江の島に飾られた長さ2mほどの日章旗などを展示。入館無料で11月28日(金)まで。時間は午前9時から午後5時、土・日・祝日休館。10月18日(土)と19日(日)には展示解説も実施される。
労働会館(本町1の12の17)での歴史講座は11月1日の「遊行寺と藤沢」を皮切りに、15日(土)に「江ノ島弁財天と庶民信仰」、29日(土)に「鵠沼と文人たち〜東屋旅館に集った人々〜」と題し、講師には同館や藤沢に縁ある著名人を迎えて開かれる。12月6日(土)は記念講演「文書館資料が語る藤沢の近世宗教史」と、「藤沢の歴史を編む〜文書館の歩みと共に〜」がテーマのパネルディスカッションを行う。各日午後2時から、10月10日(金)から申し込み先着200人、参加無料。
問い合わせ・申し込みは同館【電話】0466・24・0171へ。
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