教員研修や教育に関する調査・研究、相談受付などを行う「神奈川県立総合教育センター」(林誠之介所長)が10月16日、創立50周年を迎えた。節目の年の事業として、50周年記念誌を制作したほか、11月3日(月)には数学者の秋山仁氏を招き、特別講演を行う。
県立総合教育センターは1964年、児童・生徒の学力向上を主な目的として、当時の教育関係者らが設立を県に求めた活動がきっかけとなり、「県立教育センター」として誕生した。82年には亀井野に「第二教育センター」が設置され、2002年に両施設を統合。現在は、主に研修と研究を担う「善行庁舎」と、特別支援教育関連の業務を中心とした「亀井野庁舎」として運営されている。
同センターの主な機能は、「教員研修」「調査・研究」「教育相談」の3分野。研修分野では、県内の小・中・高校・特別支援学校の教員に向けた研修を行い、年間延べ3万5000人が受講している。
研究分野では、現場の教育課題や先進的な学校の取り組みを調査・分析し、事例やデータを各学校に共有。相談分野は政令指定都市を除く県内全域を対象に、児童・生徒や保護者、学校関係者などからの相談に対応している。
同センターでは記念事業として、半世紀の歴史をたどる記念誌を制作。冊子はセンターのほか、HPでも閲覧できるよう準備中だという。担当者は「記念誌をまとめる中で、先人たちの教育への熱意を改めて感じた。今後も時代の変化に対応しながら、志を受け継いでいきたい」と語った。
また11月3日(月)には、数学者の秋山仁氏による記念講演「子どもの数だけ夢があり、夢の数だけ将来(あす)がある」が同センター(善行7の1の1)で開かれる。午後3時から。入場無料。要事前申し込みで、10月24日(金)締切(先着200人)。
申し込み、問い合わせは同センター企画広報課【電話】0466・81・1759へ。
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