公益社団法人藤沢法人会の会長に就任した 鈴木 勝貴さん 羽鳥在住 63歳
楽しさを前面に
○…納税意識高揚と健全な会社経営を目指す団体「公益社団法人藤沢法人会」の新会長に就任した。管轄となる藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の会員企業3466社を束ねていく。「私で良いのかという思いはあるが、やるからには楽しい法人会活動を前面に押し出していきたい」と語る。
○…羽鳥にある1930年創業の運送会社「鈴木運輸(株)」の2代目。合成酒を荷馬車で運んだのが始まりという歴史ある会社は、現在、トラック24台を所有。配送サービスの他にも、主に家具を家庭に届けるツーマン配達なども行っている。先代から引き継いだのは84年、自身が32歳の若さだった。「小さい頃から、言われはしないが頭の中では2代目になるのが当たり前」と覚悟はできていたという。就任して打ち出した企業理念は「社員の生活向上、地域社会への貢献」。しばらくすると、バブル景気は崩壊。「社長になってから景気の良い事を体験したことがない」と笑うが、社員や地域を思う企業理念は貫いてきた。法人会には設立当初から先代が会員となり、自身も支部長や理事、副会長を務めてきた。
○…羽鳥で生まれ育つ。3人姉弟の末っ子で長男。車好きで、高校1年で軽自動車に乗れる軽免許を取得。流行のスバル360を乗りこなし、友人と伊豆にドライブをする青年だった。若い頃から頼られるタイプ。大人になってからも仲間から推され、若手経営者の団体・藤沢青年会議所の理事長、県トラック協会青年部会長など、組織や団体の長を任されている。
○…愛車は今でもスバル。車内に搭載されたカメラで事故を防止する高い安全性能が気に入っている。「トラックにも応用できると良い。運送業は安全が第一の使命」と話す。会員同士の異業種交流や社会貢献などが法人会の活動。「どうしたら法人会を活性化できるかよく考えながら、魅力ある活動をやっていきたい」と言葉に力を込めた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
|
<PR>