神奈川区 トップニュース経済
公開日:2025.12.25
横浜市中央卸売市場
青果部新棟が仮供用
4月に本格稼働へ
市場機能強化を目的に2018年度から進められていた横浜市中央卸売市場本場青果部の再整備事業で、3棟目の最後の新設棟工事が11月末までに完成した。4月の本格稼働に向けて12月から暫定供用が開始されている。
卸売業者によって国内外からの野菜や果物が集まる青果棟。既存の施設は1992年度に建てられ、それから30年以上が経過している。
その間、横浜市場から市内小規模店を通して消費者のもとに届いていた流通環境も変化。市場を通さない直接取引の増加や、豊洲や大田といった都内市場の機能強化、「コールドチェーン」と呼ばれる生産地から消費地まで低温を維持したまま保つ流通体系へのニーズの高まりなどを受け「選ばれる市場」として施設整備が急務となっていた。加えて荷捌き場が屋外のため天候によって作業が左右されるなどの課題も抱えていた。
そこで市では不足している屋内荷捌き場や冷蔵保管庫などの整備を目的に、新たに3棟の整備計画を策定。これまで駐車場だった土地などを活用し、2022年度に1棟目、23年度に2棟目が完成。この度完成したF1棟と呼ばれる3棟目は3階建てで、荷捌きスペースには「ウイング車」と呼ばれる両側面が開閉し荷捌きのしやすい車両も停めやすくなっている。青果棟全体では、延床面積で従来から23%広くなった。
利用料値上げも
一方で約95億円となる総整備費用を賄うため、市では卸売や仲卸などの場内事業者の施設利用料を段階的に値上げする。合わせて負担が困難な事業者への支援策も進めていくとしている。
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