6月に全面開通した市道「藤沢駅北口通り線」で、指定方向外進行禁止の標識を見落として、右折する車両が多く見られる。右折車は、藤沢商工会館やスーパーサミットを背に柳通りに向かうもので、藤沢市では、右折禁止のステッカーを貼付するなどして注意喚起している。
同線は、藤沢駅北口ロータリーから国道467号線へと連絡する約240m、幅員13mの直線道路。
藤沢市防犯交通安全課によれば、同線が整備される前や、藤沢商工会館付近まで一部開通した昨年3月以降も、右折する車両は多かったという。停止線の左脇には、指定方向外進行禁止を示す標識が1基設置されていたが、市では「ドライバーの思い込みや、ロータリーに気を取られたりして見逃してしまうのかもしれない」と分析する。
取締まりを受けた市民からは「標識に気づかなかった。見逃してしまう」といった意見のほか、バス会社からも「右折車が多くて危険」という声が市や警察署に寄せられていたという。
禁止表示と標識を追加
そこで、市同課では今年3月末ごろ、北口デッキ下の柱に『終日右折禁止』のステッカーを3枚貼って注意喚起。藤沢警察署も、右側に指定方向外進行禁止標識を一基追加して、対策をとっていた。
本紙が取材を行った9月3日午後1時過ぎ、同線を右折しようとした車両は2台あった。右折のウインカーを出し、信号待ちをしていた女性に右折禁止の旨を伝えると、「今まで全然気づかなかった」と驚いた様子で話していた。
藤沢警察署では、「標識を見逃さずに運転して」と注意を呼び掛けている。同線を右折した場合の違反点数は2点、反則金は7000円(二輪車は6000円)となっている。
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