藤沢 スポーツ
公開日:2015.10.16
山本昌投手が現役引退
最後に史上初「50歳登板」
日大藤沢高校出身の中日ドラゴンズ・山本昌(本名・山本昌広)投手(50)が今季限りで現役を引退した。
10月7日にマツダスタジアムで行われた今季最終戦に先発として登録され、打者1人限定の引退登板に臨んだ。山本投手は広島・丸佳浩外野手を相手に3球を投げ、セカンドゴロに打ち取ると、号泣。帽子を取ってスタンドからの大声援に応え、マウンドを後にした。
茅ヶ崎市立松林小・中学校を経て日大藤沢高校から1983年にプロ入り。最多勝、沢村賞などの成績を収めた。2008年には通算200勝を達成。昨年にはプロ野球史上最年長勝利記録(49歳0カ月)を64年振りに更新した。最年長勝利の世界記録更新が掛かった今季は、開幕前に右膝を故障。8月の一軍初登板では投球中の突き指で降板し、二軍で調整を続けていた。最年長勝利の世界記録更新は叶わなかったものの、
現役最後の登板でプロ野球史上初の「50歳登板」を成し遂げた。通算219勝。
家族・仲間から「ありがとう」
9月25日の朝、本人から電話で引退の知らせを聞いたという茅ヶ崎市に住む山本投手の母・幸子(ゆきこ)さんは、「やめる時は自分自身で決めなさいと伝えていたので、決断したんだと思いました」と話し、「ありがとう、ご苦労様と言いたい。お父さん(山本投手の父)が生きていたころ、先発前にいつも電話をくれて喜んでいたことを思い出します」と続けた。
日大藤沢高校野球部監督を務める弟の山本秀明さんは「記録まであと1勝だっただけに、元気で続けて欲しいと思っていたので寂しい。幼いころから一緒に野球をしてきたので、言葉にできない思いがある」と言葉少なに語っていた。
日大藤沢高校野球部で同期だった市内石川の飲食店「ビストロSHOJI」オーナーシェフの小林昭二さんは「長いプロ野球生活お疲れ様でした。ショーリン(高校時代の山本投手のニックネーム・「松林中出身」に由来)の活躍は我々世代の誇り。同期会で店に来た時にこっそり厨房に来てデザートをほおばっていた姿を思い出します。今後も野球界の発展に尽くして下さい」とコメントを寄せた。
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