鵠沼郷土資料展示室(鵠沼市民センター内)では、企画展「芥川龍之介直筆資料」「鵠沼に暮らした文人とその作品」を2016年1月15日(金)まで開催している。午前10時から午後4時(月曜・年末年始休館)。
神経衰弱や不眠症を患った芥川龍之介は、自死する半年前まで5カ月間、鵠沼の旅館「東屋」の貸別荘で過ごしており、富士(ふじ)山(たかし)医師の病院に通院していた。
企画展では、当時の病状や診察について語った富士氏による寄稿文や、芥川が自死した後のエピソードが記された東京の主治医・下島勲氏の日記資料、鵠沼で発見された文芸資料『葛巻文庫』の写しも公開。甥の葛巻義敏氏と姪左登子氏が所蔵していた約3000点の遺稿で、芥川直筆の回覧雑誌や表紙イラストなどを通じて芥川の新たな一面を知ることができる。そのほか、鵠沼に関わりのある文人の作品やエピソードなどを紹介する。
同展示室の内藤喜嗣さんは、「『葛巻文庫』は藤沢市文書館に保管され、なかなか見る機会が無いので、ぜひ見に来て」と話す。
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>