江の島に拠点を置き、鎌倉市から湯河原町までの沿岸域と沖合を管轄する「湘南海上保安署」(和田聡明署長)の新庁舎が湘南港内に完成し、5月15日から運用が始まった。
湘南港南東部の県営駐車場に隣接する新庁舎は、白とグレーを基調とした鉄筋コンクリート造地上3階建で延べ床面積918・06平方メートル。水害発生時に備え、電源や水源、有事の対策室といった機能停止が許されない設備を最上階に配置し、1階部分の天井を6・35mに設計。最大クラスの津波発生を想定して、場所打ちコンクリート杭を通常の建造物よりも深く貫入するなど、災害応急対策活動が有事でも可能な建築物になるよう対策が施されている。
和田署長は「庁舎機能を最大限に生かし、地元の方のニーズに応える仕事をしていきたい。海上レースの届け出や潮干狩り・自由研究に関する情報提供など、市民からの相談も受け付けている」と話した。
29日にはヨットハウスで完成式が開かれ、黒岩祐治県知事ら関係者によるテープカットが行われた。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|