次世代を担う子どもたちにオペラの魅力を伝え、音楽への関心を高めてもらおうと、藤沢市民オペラの芸術監督を務める指揮者の園田隆一郎さん、テノール歌手の村上敏明さんが10月12日、駒寄小学校を訪問し、6年生約80人に鑑賞授業を行った。日本最古の市民オペラとして1973年から活動を続けている同団体の芸術監督、出演者による学校訪問は初めて。
音楽室に集まった児童を前に、園田さんがオペラとは何かを解説。スライド写真を使い、劇場での公演の様子や、同団体が11月に上演する歌劇「トスカ」の作曲家・プッチーニの肖像画などを紹介した。
また、同演目に出演する村上さんが、観劇中のマナーについて「上演後の拍手は、出演者が舞台上からいなくなるまで続ける」、「『ブラボー』と声援を送るのも良い」などと説明した。
その後、園田さんのピアノ伴奏に合わせ、村上さんが歌声を披露。イタリアの大衆歌で日本でも親しまれる『フニクリ・フニクラ』、日本の童謡『七つの子』を日本語で、プッチーニの歌劇『トゥーランドット』の『誰も寝てはならぬ』、『トスカ』の『星は光りぬ』をイタリア語で歌い上げた。歌唱中、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていた。歌い終わると、音楽室は大きな拍手で包まれた。
園田さんは「聴くマナーがちゃんとできていて、演奏して良かった」と話した。
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