病気や事故などが原因で人工膀胱や人工肛門を装着している「オストメイト」のためのトイレが、湘南台駅構内に新たに設置された。これまでも、対応トイレはあったものの、今回は車椅子を利用するオスメイトにも配慮した最新型で、全国で初めて導入されることになった。
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オストメイトは、腹部に「パウチ」という袋を取り付け、その中に溜まった汚物をトイレに流し、排泄している。これまでの対応トイレは、車椅子利用者には高さや形状などが合っていないという問題があった。
静岡県浜松市のエムズジャパン(株)が、これらの問題を3年がかりで改善し、最新版を開発。同駅に設置されたトイレは、上下前後に動くことで車椅子利用者も膝が当たることなく、1人で排泄が可能になった。今回、トイレ全体の老朽化に伴い、藤沢市は日本オストミー協会神奈川支部と意見交換を重ね、同トイレの設置に至った。
須田紗代子支部長は「オストメイトの存在を多くの人に知ってほしい。たくさんの場所に対応のトイレを増やしたい」と話した。
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