人間関係の極意、著作で指南
学校では教えてくれない人間関係の極意、包み隠さず教えます――。
藤沢市内在住で、コミュニケーション講師の吉井奈々さんがこのほど、自身の経験をもとにした「相手も自分も大切にするコミュニケーション+社会学」を出版した。元男性であることや水商売を経るなど独自の視点から、人付き合いをする上での言葉の使い方や心構えを紹介している。
吉井さんは一般社団法人JCMAの代表理事を務め、元男性でありながら女性として結婚。現在は企業の社員研修、大学での講師、テレビ出演など幅広く活動している。
同書は4章で構成。「喜びは表現すると価値になる」などを説いた基礎編から始まり、相手や自分とのコミュニケーション、男心と女心の「勘違い」などについて触れている。また山梨大学大学院の鈴木健之教授による社会学的見地からの解説を加えたほか、インターネットで解説動画が閲覧できるQRコードも添えた。
吉井さんは「コミュニケーションの技術集ではなく、考え方や心の傾け方を大切にした。読むだけでなく、日常を変えるきっかけに実践してもらえたら」と話している。
A5判160頁。1700円(税別)。晃洋書房刊行。
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