藤沢版 掲載号:2018年6月15日号
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唯一の投法で”切り札”に

スポーツ

小笠原智一(3年)/右投手。4月に横浜高校を相手に初登板初先発を果たす。極端にインステップする投法が、県大会のカギを握る
小笠原智一(3年)/右投手。4月に横浜高校を相手に初登板初先発を果たす。極端にインステップする投法が、県大会のカギを握る
 元プロ野球選手の川俣浩明監督が指揮を執り8年。一昨年は、ソフトバンクの森山孔介内野手らを率い、ベスト8まで進出した。伸び盛りの野球部で、今年『切り札』の活躍が期待されているのが、投手の小笠原智一(ともかず)(3年)だ。

 常識を覆すほど、踏み込む左足を極端にインステップさせ、やや横から投げるスリークオーター。この変則投法が大きな武器だ。右打者にとっては、その球は背中から来るような感覚で打ちづらい。川俣監督も「恐怖心があると思う。のけ反ってしまう」と期待を口にする。

 実は、甲子園優勝投手の小笠原慎之介(中日)の弟。期待されながらも高校入学から今年の春まで、レギュラーとして試合に出場できず悔しい思いをしてきた。100人を超える部員がいる同部では、ポジション争いも熾烈(しれつ)。2年生も終わるころ、コーチから「このままでは通用しない」と奮起を促す言葉をかけられ、心が大きく動いた。

 思い切ったフォームの変更を決意。体が開く悪い癖を直し、腰が柔らかい長所を活かそうと辿り着いたのがこの投法。「足の上げ方から、腕の使い方、全部ゼロに戻した」と練習を積み重ねた。

 その努力が認められ、4月の春季大会で横浜高校を相手に先発するチャンスをつかんだ。高校に入学して初登板初先発のマウンドは、3回3失点という結果だったが「課題が見つかったのが大きな収穫だった」と次の登板へ前向きにとらえている。

 「目標は強豪を倒し、甲子園で優勝」と断言。今年のチームは1番から8番まで切れ目のない打線が特徴。投打がかみ合えば、その目標も夢ではない。作り上げた唯一の投法で、対戦校を驚かす活躍に期待がかかる。

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