鵠沼神明の第一中学校で主に練習する「藤沢ジュニアソフトテニスクラブ」の小学3年生ペアが、3月29日に千葉県白子町で開幕する第18回全国小学生大会・4年生以下の部に初出場する。競技を始めてから3年、目標にしていた舞台に「全力を出し切りたい」と意気込んでいる。
出場するのは、市川結菜さん(湘南台小3年)と鈴木綾華さん(亀井野小3年)のペア。昨年10月、上位4組が全国大会に出場できる県選手権大会で準優勝し切符を手にした。「うれしかった」と初出場に笑顔を見せる。大会は参加40組のトーナメントで、2人は5試合中3試合がフルセットにもつれ込む接戦。「試合中みんなの応援が聞こえた」とチームメイトの声援が力となり接戦を戦い抜いた。
ペアを組んで1年。同クラブの鈴木雅史代表は「試合中に悔しくて泣きだすほど、お互いにとても負けず嫌いな性格」と共通点を表す。プレーは、ミスが少なく、狙ったところへ打てる正確なショットが特徴だ。
全国大会は各地域の予選を勝ち抜いた170組が参加予定。2人は「緊張するけど、練習をいっぱいして、決勝トーナメントに勝ち残れるように頑張りたい」と声をそろえた。
クラブ設立3年実力も向上
同クラブは、3年前、鈴木代表が「競技の底辺を広げたい」と有志と共に設立した。コーチ経験はあったが小学生を教えるのは初めてで、最初は、子どもが練習に飽きてコートの砂で遊びだすこともあった。「教えるより、どうやって楽しませるかを考えた」と練習も工夫してきた。
市川さんと鈴木さんは、クラブ設立当初から指導してきた2人。全国大会出場に鈴木代表の喜びもひとしおだ。「力を出し切れる環境を作ってあげたい。初めてなので県代表として自信を持って、笑顔で戦ってほしい」とエールを送った。
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