藤沢版 掲載号:2019年3月15日号
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3月17日に藤沢で開かれる講演会「不安社会を生きる」の講師を務める 丸山 康彦さん 鵠沼藤が谷在住 55歳

生きやすさを考える

 ○…不登校や引きこもりの相談室を市内に構え16年になる。元当事者として相談や援助をしながら、講演や執筆活動も行っている。昨年12月、市民有志が集い心の病を考えようと「湘南福祉プロデュース推進協会」という団体を設立。その第一回講演会の講師を務めることになった。「悩みや苦しい思いをしている人が、少しでも前を向く役に立てれば」

 ○…高校1年生の後半、学校へ通えなくなった。一流大学出身で省庁勤め、いわばエリートの父の期待と自身のギャップに悩み苦しんだという。留年を繰り返し、5年目のある日、「学校を辞めてもいいと思えたら肩の力が抜けた」と再スタートを切った。高校卒業までは7年の月日を要した。だが、これで終わらず、大学を卒業し高校の非常勤講師として働いていたときに、母とのトラブルが原因で、引きこもり状態になった。「自分が異物のように感じた」と苦悩した当時の感情を表現する。

 ○…こうした経験を活かし、自分にもできることはないかと、30半ばで不登校や引きこもりを支援する市民グループに参加し始め、カウンセリングなどの勉強を積み重ねながら今に至る。経験者として大切な思いがある。「本人の周りにいる家族や学校、会社が変わらないといけない」-。当事者が間違っているかのように変化を促すのは、周囲の意見。あくまで当事者の論理を伝え、環境を変えたいという。「学校や社会への復帰だけでなく、本人がどう生きやすくなるか」が目標だ。

 ○…今は忙しく趣味を楽しむ時間もないそうだ。今回の講演会は、今後数カ月ごと行っていく予定。引きこもりを中心に福祉社会の在り方を考える輪を広げたい考えだ。「藤沢市から、より良い社会福祉を目指すのろしを上げたい」。声を強くした。

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