市内在住で絵本作家のみやまつともみさんがこのほど、藤沢市や茅ヶ崎市など湘南地域で利用されている「働く車」も登場する絵本「のりたいな」を刊行した。「男の子だけでなく、女の子や読み聞かせるお母さんにも楽しんでもらえたら」と話している。
「ゆうびんしゃ のりたいな ぷっぷー おてがみ はこびます」―。
表紙を飾る藤沢駅行きの神奈中バスをはじめ、郵便車、ごみ収集車など地元なら誰しもが見かける身近な11台を見開きページで紹介。乗り物はすべて貼り絵で描かれており、和紙や包装紙、折り紙など様々な種類の紙の質感を生かしながら優しい印象に表現した。登場する乗り物は直接取材し、より本物に近づけるよう苦心したという。
子育てしながら製作
大学を卒業後、ウミガメの生態研究や水族館勤務などを経て2001年からイラストレーターとして活動。現在2児の母でもあり、12年に月刊誌に作品が登場した当時は0歳と2歳の子育てをしながら製作に取り組んだという。息子はかっこいい消防車、娘はピンク色で可愛らしく、食べ物がたくさんの移動販売車がそれぞれお気に入りだそう。みやまつさんは「母親目線の楽しい作品に仕上がったと思う。多くの人に手に取ってもらいたい」と話した。
福音館書店より定価800円(税別)。市内書店などで販売している。
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