振り込め詐欺の被害を防止し、藤沢署から感謝状を贈られた市環境事業センター職員の青木大(まさる)さん(38)が11日、容疑者確保に関する報告を鈴木恒夫市長に行った。
青木さんは昨年の9月27日、自宅付近で不審者を発見。その直後、近所の顔見知りの男性から声をかけられ、「家族が銀行のカードを見知らぬ人に手渡してしまった。怪しい人を見なかったか」と尋ねられた。やりとりに感づいた不審者が逃げる素振りを見せたため、青木さんは約70m追跡。身柄を拘束するとカードの受け子だったことが判明したため、藤沢署に引き渡した。
犯人検挙につながったとし、藤沢署は先月下旬に感謝状と記念品を贈呈。青木さんは「捕まえることに夢中だった。捕まえた時は、犯人ではなかったらどうしようという不安もあったが、知人が詐欺に合わなくてよかった」と当時を振り返った。以前、辻堂で開催された祭りで放火犯が近くにいたが、捕まえることができなかった苦い経験があるといい、今回”リベンジ”を果たした格好になった。
報告を受けて鈴木市長は「的確な判断と勇敢な行動を誇りに思う」と労っていた。
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