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藤沢版 公開:2019年9月27日 エリアトップへ

横浜藤沢線 全線開通、いまだ不透明 トンネル構造などで課題

社会

公開:2019年9月27日

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横浜市から鵠沼海岸までをつなぐ「横浜藤沢線」工事区間図(上)と川名交差点付近
横浜市から鵠沼海岸までをつなぐ「横浜藤沢線」工事区間図(上)と川名交差点付近

 横浜市の環状2号線(港南区丸山台)から藤沢市の国道134号線(鵠沼海岸1丁目)間をつなぐ都市計画道路「横浜藤沢線」。藤沢市域では1999年に鎌倉市関谷陸橋―川名交差点間が供用開始されて以降、残りの区間は、いまだ開通の目途は立っていない。県藤沢土木事務所は今後、「事業実施を図るべく調査を進めていく」としているが、見通しは不透明だ。

 横浜藤沢線は、藤沢橋や南藤沢の交差点など藤沢駅周辺の慢性的な交通渋滞緩和などを目的に1957年に都市計画決定された。延長約14・3Km。うち藤沢市域は約5・7Kmで、川名交差点から先は工事が進んでおらず、国道467号線の片瀬地区までの約1・8Kmが調査区間になっている。

 同区間は、市の三大谷戸にも数えられる川名清水谷戸があり、多様な動植物が生息していることから、計画当初から環境保全を求める声が地域住民からあがっていた。

 その後同事務所は、「自然環境への影響を極力小さくするため」として従来の計画から地下を通る、トンネルを主体とする道路構造に事業方針を転換。2009年から11年にかけては4回、住民説明会を実施した。その後も周辺環境への影響を懸念する声から、13年まで検討委員会らの助言を受けながら、大気質や騒音などの環境調査を行っている。

 14年には、環境への影響について「小さい・ほとんどない」ことを報告。今後はトンネル構造への都市計画変更の手続きや具体的なトンネルの位置や工法など詳細を検討していくとしている。

 トンネルは、川名緑地区域から新屋敷地区などの国道467号線付近までを計画。国道467号線の片瀬地区から134号線の鵠沼海岸地区の延長約1・2Km区間については、検討まで至っていないという。

 トンネル構造への変更により、計画の抜本的な見直しが必要となり、整備の目途はたっていない。同事務所は、「生活環境への影響や、道路の安全性、経済性を総合的に考えながら、検討を進める」としている。

反対の声根強く

 片瀬山地区では一部住民が交通渋滞や大気汚染、騒音・振動などの環境悪化を懸念し、94年に「片瀬山道路問題協議会」を設立。現在も同事務所と話し合いを行うなど、計画中止を求めている。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

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