藤沢市を拠点にするプレス工業が、3日に行われた第60回東日本実業団対抗駅伝で11位になり、2020年元日に行われる第64回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)への切符を手にした。最終7区の池田紀保選手が15位から4人抜きをする大逆転の走りで、11年連続出場を決めた。
さいたま市の県庁から熊谷スポーツ文化公園陸上競技場までの7区間76・9Kmのコースで開催された。上位12チームまでがニューイヤー駅伝への出場権を獲得。今年は27チームが出場した。
当日はマラソンの前日本記録保持者・設楽悠太選手をはじめ、箱根駅伝の優勝経験者らが顔を揃え熱戦を繰り広げた。
最終7区「執念の走り」
プレス工業は、2区を終わって19位と出遅れた。外国人選手がいないため、序盤は差が開くと予想し「3区からの追い上げがレースプランだった」と上岡宏次監督。だが、予想以上に順位を下げたことが後に響いた。
選手は粘り強い走りを見せるが、順位がなかなか上がらず、タスキは最終7区の池田選手へ。出場権のある12位までは20秒差だった。
池田選手は力強い走りで差を縮め、残り4Kmからは、コモディイイダ、八千代工業、NDソフトとの四つ巴の熾烈なレースに。最後は競技場のトラック勝負となりわずかに抜け出た池田選手が11位。12位とはわずか1秒差だった。
上岡監督は「池田は執念の走りと思えるほど、気持ちのこもった走りだった。他の選手もよく走ってくれた」と選手の健闘を称えた。
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