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藤沢 社会

公開日:2020.01.31

ロボットが庁舎案内
藤沢市役所で実証実験

  • 鈴木恒夫市長をエレベーターまで誘導する「AYUDA」

 藤沢市役所本庁舎の1階で、ロボットが来庁者を施設案内する実証実験が行われている。市が推進する「ロボット未来社会推進プロジェクト」の一環。公共施設における自律移動型の実験は全国初の試みという。

 本庁舎入り口に設置されているのは(株)CIJ(本社・横浜市)が開発した「AYUDA(アユダ)」。大きさは160cmで、各課や周辺施設、コンビニエンスストアの場所などを地図や音声で案内。エレベーターへは直接目の前まで利用者を誘導する。

 ロボットにはAI(人口知能)やカメラが搭載されており、センサーを使って空間を認識。予め入力された地図を基に障害物の有無も判断し、自動でルート設定できるのが特徴という。

 また顔識別機能による「年齢当て」などお楽しみ機能も搭載。ロボットは4月頃の販売をめどに開発中といい、「実用化に向けて課題を抽出できれば」と同社担当者。

 市担当者は「将来必ず人手不足になる時代がくる。最新のテクノロジーは先行して取り入れていきたい」と話した。

 実験期間はきょう31日まで。

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