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藤沢 教育

公開日:2020.02.28

明治小 シンボルが復活

  • 滑り台部分は、滑っても服が傷まないように、着地もしやすい加工に

  • 復活に尽力した関係者ら(写真上)/塗装前の下塗り作業を行う児童たち

「杉の子山」保護者ら修繕

 明治小学校(篠崎芳弘校長)の校庭にある大型遊具「杉の子山」がこのほど新たなシンボルとして生まれ変わった。50年以上児童に親しまれてきた遊具を安全に長く使えるようにと、同校PTAが今年度始めからプロジェクトを立ち上げ、修繕が完了。メンバーらは「地域の方が子どものため、学校のためにと考えてくれて感謝したい」と話している。

 杉の子山は1969年、保護者によって設置された。当時の杉山校長の名前から名付けられ、高さ最高5mの山が2つ連なり、滑り台や斜面のぼりなどが楽しめる。近年では老朽化が進み、修繕が必要に。学校側が作ったものではないため市からの修繕費は出ず、PTAが昨年10月から募金を募っていた。

 支援の輪は保護者や地域の卒業生のほか、転校で離れた当時の在校生などにもネットや口コミで広まり、募金額は目標を上回る150万円程に。

 修繕は滑り台やコンクリート部分の補修、防水処理などを施工。今月に入り、児童が塗装作業に参加した。デザインは篠崎校長を中心に教職員が「子どもも塗装しやすいように」とアイデアを絞り、4色の杉をモチーフに仕上げた。

 PTA会長の福家大輔さんは「草の根的に協力が集まり大成功だったと思う。形として出来上がって本当にうれしい」と話した。今月22日にはお披露目セレモニーのほか、PTAオヤジの会主催で焼き芋大会と清掃活動も行われ、児童や保護者ら370人近くが集まり完成を祝った。

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