「杉の子山」保護者ら修繕
明治小学校(篠崎芳弘校長)の校庭にある大型遊具「杉の子山」がこのほど新たなシンボルとして生まれ変わった。50年以上児童に親しまれてきた遊具を安全に長く使えるようにと、同校PTAが今年度始めからプロジェクトを立ち上げ、修繕が完了。メンバーらは「地域の方が子どものため、学校のためにと考えてくれて感謝したい」と話している。
杉の子山は1969年、保護者によって設置された。当時の杉山校長の名前から名付けられ、高さ最高5mの山が2つ連なり、滑り台や斜面のぼりなどが楽しめる。近年では老朽化が進み、修繕が必要に。学校側が作ったものではないため市からの修繕費は出ず、PTAが昨年10月から募金を募っていた。
支援の輪は保護者や地域の卒業生のほか、転校で離れた当時の在校生などにもネットや口コミで広まり、募金額は目標を上回る150万円程に。
修繕は滑り台やコンクリート部分の補修、防水処理などを施工。今月に入り、児童が塗装作業に参加した。デザインは篠崎校長を中心に教職員が「子どもも塗装しやすいように」とアイデアを絞り、4色の杉をモチーフに仕上げた。
PTA会長の福家大輔さんは「草の根的に協力が集まり大成功だったと思う。形として出来上がって本当にうれしい」と話した。今月22日にはお披露目セレモニーのほか、PTAオヤジの会主催で焼き芋大会と清掃活動も行われ、児童や保護者ら370人近くが集まり完成を祝った。
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