藤沢北警察署の新署長に、前県警本部警務部監察官の福吉節男氏＝写真＝が３月26日付で着任した。
同署管内では、人口増加により空き巣や高齢者への特殊詐欺が多く発生している。特に、警察官や金融機関を名乗り、キャッシュカードを交換させる手口が主流だという。新型コロナウイルスの影響で啓発活動が難しい中、金融機関の通報体制の強化や、日頃の活動を通じて市民へ注意喚起していきたい構えだ。
訓示で署員に述べたのは「市民の立場に立ち、自らの仕事に誇りをもつこと。家族、同僚を大切にすることが市民の皆さんの生活を守る活動につながる」。県下職員の仕事や不手際に目を光らせてきた監察官の経験から、業務の見直しや働きやすい環境づくりは、市民生活の安心安全に還元できると自負する。
趣味は、鎌倉や大山などをめぐる妻との散策。「藤沢も歴史ある建物が多い。準備した折り畳み自転車で管内を巡りたい」。57歳。警視。
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