4月1日に藤沢商工会議所青年部の会長に就任した 入内島(いりうちじま) 健一郎さん 高倉在住 46歳
前へ、スクラムを組もう
○…市内の若手経済人らで組織される商工会議所青年部(YEG)。新年度の旗ふり役を任された。しかし、今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で会として集まることはままならず、会員の事業所は大きな打撃を受けている状況。書面で送ったあいさつ文には、会員の健康を案じながら「とにかく会社を生き残らせて下さい。その為に出来ることを一緒に考えたい」と訴えた。
○…市北部にある造園会社の3代目。6年前に父の勧めで、横の繋がりを作ろうと入会した。実は、知り合いが在籍していた別団体、青年会議所(JC)に入るつもりだったが、名前が似ていたので勘違い。「間違えて申し込んじゃった」と笑う。最初の会議に知り合いの顔は見当たらず、変だと思いながらも懇親会で意気投合。しばらくして間違いに気付いたときには、YEGの魅力にはまり始めていた。
○…「人のつながりは財産。藤沢だけでなく県や全国にも仲間が広がった。その関係は、同じ会社や家族の一員のように大切に感じている」。今ではYEGはかけがえのない存在だ。会長就任にあたりスローガンを「スクラムを組もうぜ!」とした。ラグビーW杯で躍動した日本代表選手のように、さらにつながりを深めチームワークを強めたいと思いを込めた。
○…高倉で生まれ育った。3人兄弟の長男で、ゆくゆくは家業を継ぐだろうと思いながらも、大学では、畑違いの経済情報を学んだ。一度は東京の造園会社に勤めるが、サービス業に関心を持ち、スターバックスでアルバイトもした。その知識や経験は今も生きている。「今は厳しい状況だけれど、手に手を取って前を向きたい。YEGの会員で良かったと思える支援をしていきたい」。言葉に力を込めた。
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