海岸沿いの国道134号線を中心に青い矢羽根型の路上表示=写真=が出現している。自転車愛好家にはお馴染みのマークで、国や県が推進するサイクリングロード構想「太平洋岸自転車道」整備の一環だ。
太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市を起点に和歌山県和歌山市までの沿線をつなぐ延長約1400Km。1970年に「自転車道の整備等に関する法律」が成立したことを受け「大規模自転車道整備事業」として国や沿線6県が73年に着手した。
神奈川県内は約90Km。横須賀の久里浜港を起点に、相模湾沿いに三浦半島、湘南を通って静岡に抜ける。江の島や富士山を同時に眺めながら、湘南海岸を走るなど自転車ならではの景勝地の楽しみ方ができる。
これまで整備が遅れていたが、18年に広域的な協議会が立ち上がり、整備への機運が再燃。今後は訪日客を含めたサイクリストへの情報発信を強化し、沿線の観光振興に役立てる考えだ。
県は「今は感染拡大防止のため、外出自粛をお願いしているが、コロナ終息後には多くの人に自転車を活用した『スローツーリズム』を楽しんでもらえれば」と話している。ルートマップなど詳細は公式ホームページ(「太平洋岸自転車道」で検索)へ。
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