元キックボクシングのチャンピオンという異色の経歴を持つ藤沢市役所の職員がいる。企画政策課の村松敬祐さん(37)。現役時代は「レオン ケイスケ」の名前で活躍。大学進学後から本格的にキックボクシングを始め、2003年にデビュー。07年に新日本キックボクシング協会日本フライ級で王者に輝いた。「現役の時は、1度しか負けたことない。どの試合も負ける気がしなかった」と振り返る。
転機は08年、タイ出身で元世界王者のデェダムロン選手とのノンタイトルマッチ。相手のミドルキックが決まり、右腕を骨折、全治数カ月のけがを負った。その後、回復に努めたが練習中に再度骨折。利き手が使えず、日常生活への支障が大きかったため一大決心。生まれ育った藤沢で、幼い頃から憧れた「人の役に立つ仕事をしよう」と市職員への道を進んだ。
約1年間猛勉強。練習に費やしていた時間を全て、試験勉強に捧げ、09年に採用が決まった。村松さんは「目標に向けて努力することは、キックボクシングで身に付いた。今でも仕事に生きている」と笑顔で話した。
市が実施する「#フジサワ元気チャレンジ」では、自粛期間中のトレーニングのために、同課の仲間とシャドーボクシングを指南。動画は配信サイトのユーチューブで閲覧できる。
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