神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2020年7月31日 エリアトップへ

【All is Hero】 藤沢工科高校 選手として野球がしたい 若月胡桃(くるみ)(3年・外野手)

スポーツ

公開:2020年7月31日

  • X
  • LINE
  • hatena
グラウンドでキャッチボールをする若月
グラウンドでキャッチボールをする若月

 女の子だって野球がしたい--。藤沢工科高校の若月胡桃(3年)は、昨夏の大会後にマネージャーから選手に転身した。「見ているだけでは我慢できなかった」と、17人いる選手の中で唯一の女子選手になった。残念ながら公式戦への出場は叶わないが、「大好きな野球」を誰よりも楽しんでいる。

 若月は小学校1年から、4歳年上の兄と一緒に少年野球チームに入団。すぐに野球が好きになった。高学年になるとチームの要の捕手を任され、男子のスピードある球を受け止めていたという。中学校では野球部が無くソフトボールに熱中。高校でも野球に携わりたいとマネージャーになった。最初は男子との体格や力の差、試合に出場できないことを考えて支える立場を選んだが、過ごす間に「もう一度選手として野球がしたい」という思いがふつふつと沸き上がってきたという。昨年、先輩の引退をきっかけに、意を決して監督や選手に相談すると「いいことじゃないか。やったらいい」と賛同してくれた。

 最初はキャッチボールも球が届かないほど。男子に交じり練習するのは大変だと実感した。それでも、グラウンドで球を追いバットを振ることが「楽しくてしょうがなかった」と笑う。

 今大会は、スタンドで選手を見守ることになる。実は応援のためにトランペットを練習していたが、大会規定で禁止となってしまった。「声も出せないので、どうしたら頑張って欲しいという気持ちを伝えられるのか」とジレンマはあるが、「選手としてプレーしたいというわがままを聞いてくれたみんなに感謝している。2年半の思いをぶつけてほしい」とエールを送る。
 

藤沢版のローカルニュース最新6

下土棚遊水地公園でフェス

下土棚遊水地公園でフェス

5月11日、スポーツや健康テーマ

4月24日

御所見でスマホ相談

GWに子どもフェスタ

GWに子どもフェスタ

スタンプラリーも

4月20日

自分だけの宇宙を作ろう

自分だけの宇宙を作ろう

GWワークショップ

4月20日

今はなき小字を知る

今はなき小字を知る

21日に善行雑学大学

4月19日

私立小の魅力紹介

私立小の魅力紹介

21日、テラスモール湘南

4月19日

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook