「ようこそ」「おかえり」はピアノの音で。湘南台をアートで盛り上げ笑顔あふれる街に--。
湘南台駅地下広場に8日、市内初となるストリートピアノが設置された。当日はサプライズ演奏会を実施。午後3時から2時間、地元在住の演奏家やピアノ講師、飛び入りの学生などが演奏。偶然通りかかった親子連れは「疲れて帰ってきた時にピアノの生演奏で心が癒された」と笑顔を見せた。
ストリートピアノは、コロナウイルス感染拡大防止と防犯上の理由から常設はされていない。次回の設置日は8月28日の午後6時から。以降は10月までの第2土曜日の2時から4時までと、第4金曜日の6時から7時までを予定。設置期間中は自由に演奏できる。
企画したのは、地域住民や演奏家ら約10人によるボランティア団体「アートスクエアプロジェクト」(今野隆司代表)。湘南台地域活性を目的に、音楽や美術といったアートを活用したまちづくりを進めている。湘南台駅の地下広場をその発信地にしたいと、2月にはキックオフイベントとして駅構内に展示したアート作品のコラボ演奏会を実施した。
活動の目玉の一つとして企画されたストリートピアノの設置。昨年12月末に市に提言を提出。今年3月に許可を得て、関係機関と調整を続けてきた。設置されたアップライトピアノは、企画に賛同した市民からの寄贈。同団体は「五輪セーリング会場となる藤沢。湘南台駅は3路線が乗り入れる、藤沢の『玄関』の1つ。いずれ藤沢を代表する新名所になれば」と期待を寄せた。問い合わせは同団体【電話】070・1577・4513へ。
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