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藤沢 社会

公開日:2020.08.28

迷惑電話防止機器など
購入費用を補助
70歳以上の市民対象に

  • 対象になる電話機の一例(画像はパナソニック製)

 迷惑電話は”入り口”で即ブロック――。

 高齢者を狙った特殊詐欺が後を絶たない中、藤沢市が自動会話録音などの機能を備えた迷惑電話防止電話機などの購入補助を行っている。県の補助金を活用し、購入金額の3分の2(上限6千円、千円未満切り捨て)を助成。今年度は300台分程度の予算を用意した。

 対象は市内在住の70歳以上で、市税滞納がない人。着信時に呼び出し音が鳴る前に通話内容を録音する警告メッセージを流した後、通話内容を自動で録音する機能を持つ固定電話機や取り付ける機器を7月1日以降に購入した場合に補助する。

 犯行グループにとって、電話をかける手順は欠かせないが、通話の録音を嫌う傾向がある。犯行の入り口となる電話を遮断することで、被害を食い止める効果が期待される。市の担当者は「接触の多くは固定電話とされており、犯罪から身を守る有効な手段。ぜひ活用していただけたら」と話している。

 申請は来年1月29日まで。先着順で予算額に達し次第終了する。申請は必要書類を用意し、市防犯交通安全課へ提出。問い合わせは同課【電話】0466・50・8250へ。

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