走行可能状態で全車両展示
市内土棚のいすゞ自動車藤沢工場一角にある企業博物館「いすゞプラザ」をご存知だろうか。地元親子連れから車マニア、社会科見学まで多くが訪れる隠れた人気施設を取材した。
2017年の創立80周年を記念し開館。「地域・社会貢献のため」として無料で見学を受け付けている(要予約)。
延床面積5630平方メートル、3階建て。展示エリアは3つで、世界で活躍する同社製品を紹介する「『運ぶ』を支えるいすゞ」、体験コーナーを交え車両製造工程を紹介する「いすゞのくるまづくり」、117クーペなど歴代名車を展示する「いすゞの歴史」となっている。
一番人気は国内最大級のジオラマ「いすゞミニチュアワールド」。架空の「いすゞ市」を舞台に、トラックやバスをはじめ、消防車や船舶など同社の関わる乗り物がまちで活躍する様を紹介。担当者の遊び心でまちには「ふじキュン」の姿も。製作に約3年を要したこの展示。1時間に1回上映される、車両が実際に動き出し、いすゞ市の1日を紹介するシアターは圧巻だ。
経産省の近代化産業遺産の認定を受けた1924年式の「ウーズレーCP型トラック」も含め、展示車両は全て実際に走行できる状態で展示している。「当社が誇る技術者の賜物。展示を通じ、当社の使命『運ぶを支える』と、それを支える社員の技術と誇りを知ってもらえれば」と担当者は笑顔を見せた。
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