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「おかえり、湘南ハマグリ」 放流開始以来の豊漁

経済

掲載号:2020年9月11日号

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10cmほどに育った個体を持つ葉山さん
10cmほどに育った個体を持つ葉山さん

 9月に入り、相模湾・藤沢沖で上がる「湘南ハマグリ」の豊漁に、藤沢市漁業協同組合が沸いている。例年より大型の個体が多く水揚げされ、組合長の葉山一郎さん(76)は「2001年の稚貝放流開始以来の出来。長年の努力が実った」と笑顔を見せる。

 湘南ハマグリは、藤沢の海産ブランド。「地ハマ」とも呼ばれるチョウセンハマグリの個体だが、通常より2cmほど大きい7cmから10cmの大きさが特徴。

 藤沢沖は、ハマグリの好む砂の海底が広がっている。さらに海流が江の島でせき止められエサのプランクトンが豊富なため、生育に適した漁場となっている。

 湘南のハマグリの歴史は古く、縄文期の貝塚からも出土。しかし1960年代から高度経済成長期の中、河川開発などの影響で水質が悪化し、個体が激減。その後、環境改善がされたがハマグリは戻らず、葉山さんが営む堀川網を中心に、稚貝の放流を開始した。

 当時は相模湾での成功例はなく反対も多かったが、無事放流は成功。現在は7、800kgの投入に対し、1日の上限300kgの収穫を繰り返せるほどに至った。

 葉山さんらの悲願は「稚貝の成長個体でない、本当の藤沢産ハマグリの復活」。その後もより良い海底土壌の改善を進め、近年、放流個体とは異なる稚貝が確認された。今年は7月の長雨と8月の猛暑が心配されたが、9月に入り良個体が多く上がるようになった。葉山さんは自慢の品を手に「おかえり、ハマグリ」と目を細めた。

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