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善行の東英産業新工場、完成 施主満足、地域配慮が高評価 (株)湘南営繕協会
(株)湘南営繕協会(最上重夫社長)が藤沢市善行坂2丁目で進めていた東英産業(株)の新工場がこのほど完成した。周辺の住宅街に溶け込む柔らかいベージュの外観とは裏腹に、中の工場部は重い機械設備をどこに置いても使えるよう床の強度を確保している。さらに施主の費用負担も極力抑えた実力は高評価だった。設計部の川村洋人部長、工事部の森洋次長に取材した。
東英産業は自動車部品から宇宙を飛ぶ衛星の制御部品までを扱う企業。今回建てられた新工場は延べ床面積1050平方メートル、最高7メートルの1階建て。内部はメインの工場スペースのほか、作業室、板金溶接室、プログラミング室などが備えられている。
今回の工事で一番のテーマになったのは床の強度。「重量のある機械の配置が流動的だった。また、配置換えにも耐えられるよう、強靭な床を作った」と川村部長。森次長によると基礎の強度はもちろん、コンクリートの厚さを最大40センチにし、施主のニーズに対応した。また、働くスタッフの快適性、安全性を確保するための定期的な換気システムや各部屋のエアコン設置にもこだわり作り上げた。
安全面にも配慮。がけ地に立地することから、万が一、崩れてもスタッフや建物に被害がでないよう最高5メートルになる擁壁を設置した。加えてただ設置するだけでなく、外観であることを重要視し、丁寧な仕上げを施した。「ここまで高いものは作ったことがなかった」と森次長は笑顔で振り返りつつ「安全と企業イメージの両方を大切にしたかった」と表情を引き締めた。
時間との闘いも
今回の工事は時間との闘いでもあった。施主の移転日程に合わせ、短いスケジュールになっていたほか、コロナ禍もあった。ここで設計と工事のチームワークが生きる。川村部長率いる設計チームは急ピッチで作業を進め、工事側も「設計が決定しなくても、先に進めていいところはどこか、話し合いながら少しでも工事を進めるようにした」(森次長)と応え、この難局を乗り切った。
地域の一員として
建てられた善行坂2丁目は、住宅街に隣接している。そこで注意を払ったのは、「まち」になじむ外観はもちろん、工事期間中の地域への影響を考えた「配慮」だ。
特に重要な安全面では、子どもたちの登下校はもちろん、大人の出退勤の時間も調べ、工事車両の出入りのタイミングを設定。騒音面では作業時間の厳守を徹底させ、さらに近隣で課題となっていた敷地内の落ち葉も定期清掃をして環境美化に取り組んだ。
そこまでこだわるのは「地域の一員」であることを大事にしているからだ。川村部長、森次長とも住宅や工場を作り続ける中、自分たちが手掛けた建物で地域が形作られていくことを実感。社風でもある「地域貢献」が根付き、工事の中で反映されている。2人は「施主の満足は当たり前」そして、「地域に配慮した工事で皆さんに愛される建物にしていきたい」と口を揃えた。
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