矢印をクリックしながら商店街を移動。店頭から店内に入ることができる。いずれも３６０度「ぐるり」と見渡せる
同商連、本鵠沼商店街協同組合、本町白旗商店街振興組合３者の協同事業で、政府の「ＧｏＴｏ商店街」の補助金を活用した。今回は「藤沢本町駅から白旗神社まで」と、「本鵠沼駅から蓮池まで」の２コースをパイロット版として紹介している。
発案したのは同商連職員の原田義人さん（57）。コロナ禍で外出自粛が続く一方、在宅時間が増えたことでパソコンやスマートフォンの閲覧機会が増えていることに着目。ウェブ上で街を移動しながらツアー感覚で店舗を訪れる企画を思いついた。
商店は計17店舗を紹介。３６０度の映像で、店構えだけでは分からないサービスや商品の内容、店内の雰囲気を伝える仕様に。また、子どもから高齢者までが楽しめるよう簡単な操作で「ぐるり」と視界を動かすことができるようにした。そのほか、登場する商店の紹介や、地元名スポットの白旗神社の宮司や蓮池保存会メンバーのインタビュー記事を盛り込むなど充実した内容だ。
一方、通販機能については「実際に訪れてコミュニケーションを楽しむのが地元商店の魅力の一つ」としてあえて採用せず。今回の企画はポストコロナを見据えたもので、同商連では「商店は今、大変な苦境に陥っている。このツアーで地元のお店を知ってもらい、コロナ禍が落ち着いたらぜひ、訪れてほしい」と話している。
今後は、ツアーの反響をみながらコース（商店街）や店舗、地域の魅力記事など内容を拡充していく予定もある。アクセスは「藤沢市商店会連合会」で検索。
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