子どもたちにも人気のメニュー「寿司」。ところで、給食には出せないのはなぜ?
学校給食のメニューを決める際、基準となるのは「安全・安心・おいしい」の3事項。中でも「安全」に関しての基準は特に厳しく、「魚」「肉」「野菜」を、生、あるいは半生の状態で提供はできないのだ。
藤沢市学校給食課によると、このルールは1996年の「病原性大腸菌O―157」による食中毒流行を機に、全国的な衛生管理の見直しが行われた時に作られた。現在藤沢市では学校給食現場用の衛生管理マニュアルに基づき、食品や作業、調理道具の管理に関し100項目を超える日常点検チェックを行っている。また食材の調理に関しては「中心温度は85度以上に加熱」などの安全基準を設けている。
具体的な献立としては、サラダやサンドイッチの生野菜は「ゆでやさい」や「にびたし」に変更。生クリームを使用したサンドイッチも提供できなくなっている。果物の中でも、イチゴやブドウなどは「皮をむいて提供できない」ことから使用中止になり、手作りゼリーなどのデザートも冷却ができないことから企業製造のものに切り替わった。
同課は「子どもたちや保護者の方からリクエストをいただいても提供できず心苦しいこともある。安全を第一にしつつ、いかにおいしい給食を提供できるか、今後も尽力したい」と話した。
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