藤沢市立第一中学校の保護者やそのOB、卒業生等で構成されるボランティア団体、第一中おやじネットワーク(DON)は、岩手県陸前高田市と宮城県東松島市の「第一中学校」の卒業生に向けて10年間、人数分の鉢植えの花を贈っている。
今年も3月に入ると、同会メンバーは6日の鳴瀬第一中学校(現・鳴瀬みらい中学校)の卒業式に向けて発送準備を開始。「DON(どん)なときも笑顔で」のメッセージが添えられたオレンジやピンク、黄色など色とりどりのビオラ約70株の、箱詰め作業に奮闘した。
「せっかくの卒業式だし、子どもたちに花でも贈って、少しでも式に彩りを添えてあげたいね」。きっかけは、あるメンバーのこんな言葉だった。
震災直後は被災地と連絡を取ることも難しかったが、なんとか繋がった2校の「一中」に同年夏、応援メッセージを書いたうちわやビデオレターを送った。その後も「つながろう一中」とスローガンを掲げ、10年間、交流を続けてきた。
3校の「つながりの証」
今年卒業する生徒たちは当時5〜6歳、記憶も薄れてきているかもしれない。メンバーの栃本親さんは「我々が行動で示して子どもたちに継いでいく。このお花が震災をきっかけに生まれた、3校の一中のつながりの証になる」と話した。
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