神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2021年4月2日 エリアトップへ

受け継いだブドウ 実は新品種 遠藤の企業 藤沢産ワイン造り

社会

公開:2021年4月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
メイヴのワインボトルを手にする田中代表(=3月18日、御所見のブドウ畑で)
メイヴのワインボトルを手にする田中代表(=3月18日、御所見のブドウ畑で)

 偶然発見された「新品種」で藤沢の新たな名産品を――。

 情報通信システム開発などを手掛ける(株)ショーナン(遠藤・慶應藤沢イノベーションビレッジ内)が、藤沢産のブドウ「メイヴ」でワインを造り、地域ブランド化を目指している。

 きっかけは数年前、同社代表取締役の田中利忠さん(64)=二宮町在住=が会社の近隣住民の80代男性から相談を受けたこと。男性は20年間、趣味の一環として御所見の畑でブドウを育てていたが、高齢化に伴い譲り先を探していた。そこで農業法人でもあった同社に相談、2019年5月に引き渡した。

 同年、ボランティアとともに栽培し、100kgを収穫。田中さんが運営に携わる北海道余市のワイナリーで委託醸造、同名の赤ワインが完成した。ハーフボトル150本の初出荷の際、ラベルにブドウの品種名を表記する必要があり、田中さんが80代男性に尋ねると「品種は分からないまま育てていた」との回答。

 そこで財務省の管轄する「酒類総合研究所」へDNA鑑定を依頼。結果は「データーベース上に品種を特定できない」だった。田中さんは「まさか新品種だとは予想外。藤沢の地で見つかったのは大きな地域資源になる」と考え、「湘南ワイン・プロジェクト」と銘打ち、本腰を入れて開発を開始した。

「メイヴ」をブランド化

 「メイヴ」の由来は、80代男性のハーフの孫娘のMaeveさんの名前にちなんだ。田中さんによると味は軽やかで甘味が強く、肉だけでなく魚料理に合うという。「赤だけれど乾杯酒にもおすすめ。私はお酒をたしなむのが好きだが弱いので少しにとどめている」とのこと。

 昨年は、天候不良などから30kgの収穫にとどまり、一般販売はせず栽培に協力したボランティアに配布した。12月には大手酒類メーカーなどが所属する「日本ブドウ・ワイン学会」で、新品種の発見と特徴を報告するなど、専門業界からも注目されているという。

 さらに北海道や沖縄などの農家の協力を仰ぎ、温度や湿度が異なる場所で苗を栽培。マイナス30度の環境でも無農薬栽培が可能なことが分かり、今後は全国各地で栽培していくという。

 今年は200kgの収穫を目指し、藤沢、茅ヶ崎、寒川の耕作放棄地を借り計1万5000平方メートルで栽培する。今後は販売方法や3年後の市内でのワイン醸造所設立を検討。田中さんは「ブランド化を目指すとともに、飲食店や大学と連携して地域の新たな『宝』を育てていきたい」と語った。

住民から受け継いだ「メイヴ」
住民から受け継いだ「メイヴ」

藤沢版のローカルニュース最新6

自伝エッセイ一冊に

自伝エッセイ一冊に

鵠沼東の松尾さん

7月25日

2千人がサッカー交流

2千人がサッカー交流

全国大会盛況に

7月24日

事故ゼロ目指して

事故ゼロ目指して

湘南台で啓発活動

7月23日

10月19日に開催決定

10月19日に開催決定

ふじさわ江の島花火

7月22日

市長動向

市長動向

鈴木恒夫藤沢市長

7月20日

自費出版無料相談会を開催

先着5人限定

自費出版無料相談会を開催

ベテランスタッフが応えます

7月19日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

桧家住宅

7月13日㈯、14日㈰現地販売会開催 

https://www.hinokiya.jp/bunjyo/kanagawa/202308/57162.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月19日0:00更新

  • 7月12日0:00更新

  • 7月5日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年7月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook