藤沢 教育
公開日:2021.04.09
学校給食の今【5】
郷土の味を給食で伝承
御所見小オリジナルメニュー
「思い出に残るふるさとの味」として給食を思い浮かべる人もいるのでは。食育の観点から、地元の名産品や郷土料理を給食で提供する試みが全国的に増えている。御所見小学校では、地域に伝わる料理をアレンジして給食で提供。また児童に募ったレシピから、新たな「郷土の味」を育てる試みを続けている。
中心となったのは、昨年度まで同校で栄養教諭を務めた市学校給食課の羽鳥友恵さん(33)。
御所見地区に野菜農家が多いことから、2017年7月に全校児童らへ「地元の野菜を使った新メニュー」の募集をかけた。その中から採用されたメニューの一つが、当時2年生の男子児童が発案した「ごしょミネストローネ」。地産のナスを、鶏肉・グリーンピース・トマト・マカロニなどと合わせ煮込んだスープ。ナスは苦手とする児童も多い野菜だったが、おかわりが続出するなど好評を得て、以来毎年1回、秋のナスのシーズンに提供されている。
また、19年に郷土づくり協議会からの提案で、御所見地区に伝わる地場野菜を使った具沢山のしょうゆベースの汁物「ごしょみ汁」も給食メニューへ導入することに。同校の給食委員の児童のアイデアを取り入れ、同校のシンボルツリーである「イチョウ」型に切ったニンジンをポイントにアレンジした。
羽鳥さんは「家庭で作っていただいている例も聞く。地域愛や食への感謝を育む味として、これからも受け継いでもらえれば」と話した。
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