意見広告 東京五輪・パラリンピック 無観客で! 水戸まさし/前衆議院議員
東京五輪・パラリンピック開催まで後1か月となりました。ご案内の通り、大会組織委員会は、五輪会場の観客数の上限を収容定員の50%以内で、1 万人とする決定をしました。これにより、1日当たりの観客数は最大で約20万人が見込まれるようです。
他方、それ以前に、新型コロナ対策分科会の尾身会長ら専門家有志は、「感染拡大のリスクを十分認識してほしい」、「無観客開催が望ましい」と、政府に対して提言しています。観戦のために都道府県をまたぐ人の集中した移動が、感染再拡大のリスクを高めると考えているからです。 確かに、観戦を一生の思い出として楽しみにされている人や、応援を受ける選手たちの気持ちを考えると、無観客としないことが是かも知れません。しかし、観戦前後に、観客らが会場周辺や繁華街で飲酒をしたり、騒いだりしたとしたら、それをどこまで抑制できるのでしょう…。
リスクマネジメントという手法があります。危機的状況が発生するという前提で、被害を最小限にとどめる対処方法です。今回であれば 「最大のリスク」は多く訪れる観客であり、マネジメントするなら「無観客」が最善ではないでしょうか。
しかし、政府は「大会期間中に緊急事態宣言等を再発令するような事態になれば、無観客も辞さない」と言います。これはまさに本末転倒な発想で、未然防止とは無縁の、トラブル発生後の急場しのぎになってしまいます。
国民の安全・安心を最優先にするならば、無観客開催の再考を促していかなければなりません。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>