藤沢 スポーツ
公開日:2021.07.16
創部20年の節目に県制覇
小学生バレー「藤沢クラブ」
「創部20年の節目に子どもたちから最高のプレゼント」。市内唯一の小中学生のバレーボールクラブ「藤沢クラブ」の小学生男子チームが先月26日、横須賀市で行われた全日本バレーボール小学生大会神奈川県大会で初優勝した。今年は新型コロナウイルスの影響で全日本大会は行われないが、代表の荒井勝男さんは、冒頭のコメントを述べ、子どもたちの活躍を称えた。
県大会は、県内8地域の予選で活躍した推薦チームがトーナメント戦で優勝を目指す。
藤沢クラブは初戦の武山ミッキーズ(横須賀)、準決勝の北相ボーイズ(相模原)をともにセットカウント2対0のストレートで下した。
決勝はフルセットの激戦。相手は横浜のASKBOYS。藤沢は、相手エースの攻撃やサーブに苦しめられつつも、こだわってきたサーブを武器に応戦。逆転につぐ逆転のフルセットにわたる攻防を2対1で制し、初の栄冠を手にした。「サーブは世界を制すが合言葉。3試合で32本。こだわりの成果が出た」と荒井さん。
藤沢の復権目指し
藤沢クラブは2001年、藤沢商業高校(現翔陵)や藤嶺藤沢のような強豪が集う「バレーボールの藤沢」を取り戻そうと創られた。発案は藤嶺藤沢時代に全国制覇、中央大学監督時代には天皇杯5連覇を飾るなどの功績を残した当時の市バレーボール協会会長の故橋本篤治さん。同協会理事長を務めていた荒井さんに頼み、結成した。
「最初はたった2人」と振り返る荒井さん。今は小学生23人、中学生24人が高みを目指して練習に励んでいる。現在、市協会会長も受け継ぐ荒井さんは「裾野を広げ、これからも子どもたちと一緒にがんばっていきたい」と意気込んだ。
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