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藤沢 文化

公開日:2021.07.16

湘南の全景つぶさに
市川さん制作「鳥瞰図」

  • 鈴木市長に鳥瞰図を手渡す市川さん(右)と福島さん(左)

 鵠沼海岸在住のデザイナー、市川勝典さん(76)がこのほど、湘南の全景を描いた「鳥瞰図」を完成させた。緻密な描写を毎日続け、完成まで実に足掛け3年。8日には江の島で土産物店を営む福島進さん(70)とともに藤沢市役所を訪れ、市に寄贈した。



 鳥瞰図は空を飛ぶ鳥の視点で描いたもので、地図の技法や図法で用いられる。完成したのは海側から望む「江の島」と山側から眺めた「湘南海岸」の2つの鳥瞰図。江の島対岸から島へは市川さんの散歩コースといい、江の島展望台が建て替えられた2003年頃から構想を練っていたという。



 作品は魚眼レンズ越しに覗いたように丸みを帯びており、湘南の観光スポットを中心に遠くは富士山や伊豆半島まで一望している。描けるのは日に数センチ四方。気が遠くなるような作業だったが、福島さんの協力を得ながら島内全178世帯を描き込むなど細部までこだわった。「突き詰めて納得がいくものが作りたかった」と市川さん。



 寄贈品は市内13の市民センターで掲示されるほか、島内の江の島ガラスHOOKなどで購入もできる。各B2判。1200円(税込)。

 

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