第3回全日本ビーチバレーボールU―23男女選抜優勝大会が先月17日と18日に兵庫県明石市で行われ、産業能率大学の野口彩陽さん(20)=石川在住=の女子ペアと、慶應義塾大学の島田航希さん(19)=本鵠沼在住=の男子ペアが初優勝の栄冠を手にした。
同大会には大学・高校の男女各24チームが出場。総当たりの予選グループを勝ち抜いた、男女各16チームが決勝トーナメントに駒を進めた。
先輩破り、初V
野口さんは、「入学前から組もうと決めていた」という伊藤桜さんとペアで出場。伊藤さんのレシーブと息を合わせ、野口さんが鋭いアタックで決め得点を重ねた。
準決勝では同じ産業能率大の先輩・山田紗也香さんとオト恵美里さんペアを28対26の接戦で破り決勝へ。野口さんは「大学選手権で負けた先輩たちに勝つことができてうれしかった。ここで勝てたから決勝もがんばることができた」と笑顔で話した。勢いに乗った決勝は神戸学院大学から2セットを奪い勝利。3位の壁を打ち破り、初の全国優勝を果たした。
果敢な攻めで勝利
島田さんは、身長198cmの安達龍一さんと出場。インドアのバレー部に所属する2人は「焦らず、いつも通りのプレーをすること」を意識して試合に臨んだ。
準決勝では「正直勝てると思っていなかった」という大学選手権を2連覇している王者・日本体育大学を体力面で上回り勝利。迎えた決勝の日本大学戦では、島田さんは狙われながらも攻めの姿勢を貫き、勝利をつかみ取り、初の日本一の座に輝いた。
次なる目標へ
野口さんと島田さんの次なる目標は、大学選手権での優勝。野口さんは「先輩たちが2連覇している選手権で、大学の名を残せるよう引き継いでいく」、島田さんは「ペア(安達さん)が来年4年生で最後の大会なので、2年連続4位だった選手権で優勝したい」と意気込んだ。
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