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藤沢版 公開:2021年9月3日 エリアトップへ

関東大震災の被害後世に 鵠沼に石碑残る

社会

公開:2021年9月3日

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石碑を見つめる施設職員
石碑を見つめる施設職員

 1923年9月1日に発生した関東大震災の被害を伝える石碑が、鵠沼海岸の老人ホーム「オーシャンプロムナード湘南」に残る。

 関東を襲った相模湾震源のマグニチュード7・9の地震により、藤沢市でも家屋倒壊など大きな被害が出た。失われた人命の中には、皇族の東久邇宮稔彦王の第二王子、当時5歳の師正王も含まれた。避暑のため鵠沼を訪れていた際の被災で、滞在していた別荘の主人、吉村鉄之助氏がその死を悼み、25年9月に「御遭難記念」の銘を刻んだ石碑を敷地内に建てたという。

 土地所有者が国に移ったことなどから石碑は一時行方不明となってしまったが、81年に市民の塩沢務さんが独自に調査し東京都内の寺で発見。塩沢さんを中心とする市民らの署名活動を経て、再び藤沢に戻った。

 石碑は現在、同施設の裏に立つ。高さは台座を含め2・2m、幅1・6m。市郷土歴史課は「市文化財などの登録物ではないが、震災の教訓を後世に伝える、地域にとって大切な遺物の1つ」と話した。

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