東京五輪大会の女子サーフィンで銅メダルを獲得した都筑有夢路選手(20)に7日、藤沢市から市民栄誉賞が贈られた。同賞は世界規模の大会で顕著な成績を収め、市の名前を高めた人に贈られるもので受賞は4人目。金メダルを獲得したソフトボール日本代表の山田恵里選手(37)には同特別賞の贈呈が予定されている。
都筑選手の母校である湘洋中学校で7日、オンラインを使った贈呈式が行われた。鈴木恒夫市長から画面越しに賞状と藤沢マイスターのノグチガラスが海をイメージして制作した「世界に一つだけのメダル」が渡されると、オンライン参加していた同校生徒らから大きな拍手が送られた。都筑選手は「私がオリンピックで活躍することで、少しでも元気なニュースを届けられたかなと思うとすごいうれしかった」と笑顔で話した。
当日は、都筑選手の担任だった川崎康弘教諭もお祝いに駆けつけ、「有夢路らしく進んでいってください」と激励した。鈴木市長は「荒波の中、果敢に攻めていく姿に元気と勇気をもらった。市民一同これからも応援している」と称えた。
同校の生徒代表として祝辞を述べた生徒会会長の藤井みなみさん(3年)は、「笑顔で海から上がってくる姿がかっこよかった。勇気と前向きになるエネルギーをもらった」と話した。
また同会書記の山田瑛真さん(同)は都筑選手に中学校生活についてインタビュー。都筑選手は「体育祭や合唱祭が楽しい思い出」などと話し、現役生に向けて「『やるしかない』が私の座右の銘。やりたくないな、嫌だなと思った時にこの言葉を思い出して、前に進んでいってほしい」とエールを送った。
山田選手は御所見中で
ソフトボール日本代表の主将としてチームをけん引した山田恵里選手は北京五輪で金メダル獲得時に同賞を受賞。2度目となるため、市民栄誉賞特別賞が贈られる。贈呈式は母校の御所見中学校で予定している。
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