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藤沢 社会

公開日:2021.11.05

「海岸美化に活用して」
廃セールをトートバッグに
企業やNPO連携し商品化

  • 廃セールを使った「ルー・ガービッジ」を紹介する片山夫妻

 本来は産業廃棄物となるヨットのセール(帆)を活用し、ビーチクリーンなど海岸美化に活用できるトートバッグが藤沢発で生まれた。地元企業やNPO法人らが連携。9月から「ROOTOTE GALLERY横浜ジョイナス店」などで販売している。



 幅40cm×高さ44cm×奥行25cm。廃セールを本体に加工し、45リットル入りのごみ袋をボタンで取り付けられる仕様で、側面のポケットに清掃で使うトングを収納できる。セールは主に相模湾などで使われていたもので、商品ごとに風合いが異なるのが特徴だ。



 海の環境活動を行うNPO法人湘南ビジョン研究所の片山清宏さん(46)さんが発案。市内でセールのアップサイクル商品を手掛ける「Re Sail Factory」が製作し、ROOTOTEが製品化した。製作工程の一部では市内の障害者作業所も携わっている。



 片山さんは「海で使ったセールが海岸美化に役立つことで、ヨットの所有者、事業者、地域それぞれにメリットが生まれる。見た目にも目立つので、ビーチクリーンへの意識が高まるきっかけになれば」と話した。価格は7480円(税込)。

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