2月から始まる市民ライター講座の講師を務める 青山 純子さん 川名在住 44歳
感じたことを伝えたい
○…「ワクワクしてるんです。どんな方と出会えるのか楽しみで」。初めて務める市民講座の講師役に緊張しながらも期待を口にする。藤沢市が企画する「市民ライター養成講座」は全3回で、情報収集や文章を書くコツなどを学びながら、地元の魅力を再発見してもらおうというもの。記者・編集者の立場からその醍醐味を伝える。
○…大学卒業後、出版社やフリーの編集者として活動してきた。スポーツ雑誌からグルメガイドブック、本づくりまで、企画、編集、ライターなど「何でもやります」と経験豊富だ。昨年、子どもたちへ読書や作文、それを通じ考えることを学んでほしいと「子どもたちの編集室あ」を立ち上げ自身の経験を伝えてもいる。そんなバイタリティー溢れる活躍に白羽の矢が立った。
○…鵠沼藤が谷で生まれた。幼少の頃から体を動かすことが好きで、スキーやサッカー、中高はバスケに夢中になった。大のスポーツ好きと好奇心旺盛な性格から「現場を見たい、感動やドラマ、感じたことを伝えたい」と編集者の道へ。新人の頃は思いはあれど伝える言葉が出てこず悩み、「本を読むことの大切さを実感した」という。持ち前の好奇心は海外にも。30歳を前に1年間ワーキングホリデーを利用しドイツで生活。「初めて日本を客観的に見られてその魅力を感じた」とその価値観は自身の財産となっている。
○…最近は、3歳上の兄のまだ小さい息子と娘と遊ぶのが楽しみだとか。「成長の早さに感動する。色々なことを教えてくれる存在」と目を細める。今回の講座では「観察すること」を大切にしたいという。「ネット上には多くの情報が溢れているけれど、目の前にあるもの自分なりに見ることを大事にしたい」